四国蔵元&温泉
(株)石川酒造場

5月18日(日)

まず、今回の旅行の最初の蔵元、愛媛県新居浜市東田の(株)石川酒造場さん(銘柄:猩々)です。年間千石位作っているそうです。でも今年は休業するかもとのことでした。こちらでは純米酒を買わせていただきました。

 

初日の宿泊は道後温泉。お宿は宝荘ホテルさんにお世話になりました。ちょっと外から丸見えの展望風呂でしたが、お湯はしっとりとした感じでとてもよく、お夕飯も会席料理の鯛づくし!鯛しゃぶや鯛の炊き込みご飯など、お値段に比べてとても豪華な内容でした。

道後温泉本館
かち鶴酒造(株)

5月19日(月)

翌日は四国中土佐町久礼の本陣温泉に向けて出発。その途中焼物でも有名な砥部のまちにあるかち鶴酒造(株)さん(銘柄:かち鶴一など)に立ち寄りました。この蔵元さんは、今では杜氏さんを雇わず、ご自分で(左写真がご主人です)作っていらっしゃるとの事。3年熟成古酒とないしょばなしの2銘柄買いまして、早速古酒をいただきましたが、昔の樽酒を思わせる風味がなんともいえない絶品です。

そしてもう一軒砥部町にある蔵元の協和酒造(株)さん(銘柄:初雪盃など)です。こちらでは今年仕込みの生酒(大吟醸、純米、本醸造)を試飲させていただきました。どれも、とてもなめらかでなんともいえず、おいしいお酒でした。当然3本とも購入&クール宅急便で送っていただくようお願いしました。家でおいしい肴で一杯やるのが楽しみですねー


 
協和酒造(株)
司牡丹酒造(株)

 

 

 

 

 

内子の町を散策し、ちょっと目的地からは遠回りして、越智町の玉杯酒造さんを目指して進みました。さて越智町に着いてはみたものの、蔵らしきものはどこにもなく、越智町の商工会議所の方に詳細地図を見せてもらいましたが、その場所は現在病院になっており、蔵はありませんでした。そこで次の目的である佐川町の司牡丹酒造(株)さん(銘柄:司牡丹など)に伺いました。こちらは年間1万石!つくっていらっしゃるとても大きい蔵元さんで、左の写真は、江戸時代にできた1号倉(すいません、写真ではよく見えませんが、とても長いすばらしい蔵です)で、会社の方に案内をしていただきました。こちらのお酒はどれも辛口で、これまた絶品でした。思わず親戚にも送ってしまいました。話は前後しますが、先ほどの玉杯酒造さんは、既に廃業したということをお聞きしました。う〜ん悲しい限り・・・

そして目的の本陣温泉、黒潮本陣さんに到着。内湯はちょっとぬるっとした感のあるお湯でしたがとても気持ちよく、外湯は目の前に広がる太平洋の海水を利用した汐風呂でした。露天からの眺めは太平洋が一望でき、最高でした。お夕飯は鰹のたたきをはじめに、おつくりと天ぷら(出来たてのアツアツで最高でした)など量的にも満足なものでした。お部屋も畳と板の間のとても大きいお部屋で、お部屋のお風呂からも太平洋を見下ろすことができ、いわゆるとってつけたような部屋風呂でなく、家族などで行けば、楽しめる部屋風呂です。

黒潮本陣温泉
(有)西岡酒造店 5月20日(火)

この日はこんぴら温泉に向けて出発。その前に久礼にある蔵元の(有)西岡酒造店さん(銘柄:雪柳 、純平など)で町の名前を冠した”久礼”を買いました。こちらも辛口(高知は酒所ゆえ、辛口がおおいのでしょう)で、でもすっきりとしたのみ口のおいしいお酒です。

 
 

お宿はこんぴら温泉琴平グランドホテルの紅梅亭にお世話になりました。とても大きなホテルではありましたが、とてもきめ細やかなサービスのホテルで、お風呂は庭園露天風呂と露天風呂付大浴場があり、大きいホテルならではのゆったりとした湯船に、一人で浸かって最高でした(鉄分が多い湯でした)。

(ごめんなさい。写真撮り忘れました。)  
西野金陵(株) 5月21日(水)

最終日はこんぴらさんに登り、奥社まで片道1時間の階段歩き。でも天気もよく、平日ということもあって人も少なく、のんびりと過ごす事ができました。蔵元さんは写真の西野金陵(株)さん(銘柄:金陵など)と綾歌町の岡田酒造(名)さん(銘柄:国粋など)そして高松市円座町、久間酒造(株)さん(銘柄:賀寿美)に伺いました。岡田酒造さんではにごりと国粋を、久間酒造さんでは賀寿美を買いました。久間酒造さんは細々と、2種類しかもう作っていないとのこと。いま焼酎におされ気味の清酒ですが、皆さん是非とも近くに蔵元さんがあれば、蔵元さんに伺ってみてはいかがでしょうか。どのような場所で、どのような方が精魂込めて作っているのかを感じていただいて、そして飲む酒はまた格別なものです。